最終更新: 2026年3月
三麻(三人麻雀)は3人でプレーする麻雀のバリエーションで、オンライン麻雀アプリの普及とともに急速に人気が高まっている。四麻と比べてゲーム展開が速く、高打点が頻出するため、スリル重視のプレイヤーに特に支持されている。
本記事では三麻を始めたばかりの初心者から「もっと勝ちたい」という中級者まで、三麻を楽しむために必要な知識を一冊分まとめた。ルールの違い・役の出やすさ・戦略・2026年最新おすすめアプリまで、三麻に関することはこの記事だけで完結する。
三麻(さんま)とは3人でプレーする麻雀のこと。通常の四麻(4人麻雀)と基本ルールは同じだが、「3人でプレーできる」ように複数のルール調整が加えられている。
友人が3人しかいないとき、オンラインで対戦相手を早く見つけたいとき——三麻はこうしたシチュエーションで便利なだけでなく、四麻とは異なる独自の戦略的深みがある。
四麻では1〜9の萬子・筒子・索子と字牌を合わせた136枚を使う。三麻ではここから萬子(マンズ)の2〜8を取り除いた108枚でゲームを行う。
牌の種類が減ることで、同じ牌が重なりやすくなる。対子(トイツ)が集まりやすく、七対子や染め手が四麻より狙いやすい環境になっている。
三麻ではチー(左隣のプレイヤーの捨て牌を取る鳴き)ができない。ポンとカンは通常通り可能だ。
チーが使えないということは、手組みの自由度が下がるということ。四麻では「チーで不要牌を捌きながら手を進める」という選択肢があるが、三麻ではそれがない。必然的に手の進行が遅くなりがちで、序盤から積極的に手を組み立てる必要がある。
三麻では北(ペー)の牌をツモった際に手牌から「抜く」(脇に出す)ことでドラとして計上できる。これが「抜きドラ」または「抜き北」と呼ばれるルールだ。
抜きドラを増やすほど、和了時の点数が高くなる。このルールが三麻の打点インフレを生み出し、ゲームを刺激的にしている主要因の一つだ。
三麻の大きな特徴はゲーム展開の速さだ。プレイヤー3人で108枚の牌を取り合うため、1人あたりのツモ回数が四麻より多い。テンパイまでの時間が短く、1局が早く終わる傾向がある。
また牌の種類が少ない分、タンヤオ・役牌・七対子・染め手が出やすいという特徴もある。打点の上振れが起きやすく、満貫・跳満が頻発するスリリングなゲームになる。
→ 詳細なルールの違いは三麻ルール詳細も参照
抜きドラ(北)は三麻最大の特徴的ルールだ。仕組みと実際の損得を詳しく見ていこう。
抜きドラは「タダでドラを増やせる」という強力なルールだ。北を多く抜いているプレイヤーは、普通の役でも満貫・跳満クラスの打点を叩き出せる。一方、抜きドラを多く持っているプレイヤーを和了らせると大量失点につながるため、相手の抜きドラ枚数を常に把握しておくことが三麻の重要な戦略要素になっている。
ツモ損とは「三麻でツモ和了の際、受け取れる点数が四麻より少なくなる問題の補正ルール」だ。
四麻では3人から点数を受け取れるが、三麻では2人からしか受け取れない。この差を補正するために「ツモ損あり」ルールではツモ和了時に和了者も一部を負担する仕組みが採用されている。
| 比較項目 | ツモ損あり | ツモ損なし |
|---|---|---|
| ツモ和了の受け取り | 2人から受け取る(自分も一部負担) | 2人から受け取る(自分の負担なし) |
| 例: 子のツモ・満貫(2000/4000) | 親4000・子2000の計6000受け取り(-2000自己負担)= 実質4000点 | 親4000・子2000の計6000受け取り= 実質6000点 |
| ロン和了との比較 | ロンの方が得になりやすい | ツモとロンの価値が近い |
| 採用例 | 雀魂三麻(標準) | 一部の雀荘・カジュアルルール |
| 戦略への影響 | ツモよりロンを意識した打ち方が有利 | ツモ和了も積極的に狙える |
ツモ損ありの三麻では「門前清自摸和(メンゼンツモ)の価値が下がる」ため、リーチ後もロンで決着をつけることを意識する戦略が有効になる。
| 項目 | 関東ルール | 関西ルール | オンライン(雀魂標準) |
|---|---|---|---|
| 開始点数 | 35,000点 | 30,000点 | 35,000点 |
| 抜きドラ(北) | あり | なし(ルールによる) | あり |
| ツモ損 | あり | なし(ルールによる) | あり |
| 西入り | なし(東南のみ) | あり(ルールによる) | なし(東南のみ) |
| チー | 不可 | 不可 | 不可 |
| 喰いタン | あり | なし(ルールによる) | あり |
最も広く普及しているのはオンラインゲーム(雀魂・天鳳等)が採用する「関東系オンラインルール」だ。三麻を始めるなら、まずこのルールを基準に覚えるのがいいだろう。
三麻では萬子の2〜8が使えないため、いくつかの役が事実上成立不可能になっている。
三麻では牌の種類が少ないため、役の出現頻度が四麻と大きく異なる。以下は代表的な役の出現頻度の目安だ。
| 役 | 四麻での出現頻度 | 三麻での出現頻度 | 変化の理由 |
|---|---|---|---|
| タンヤオ | 約25〜30% | 約35〜40% | 牌が少なく端牌を引きにくい。2〜8の牌が集中しやすい |
| リーチ | 約50〜60% | 約40〜50% | チーなしで手が遅れがち。ただしテンパイ自体は早め |
| 役牌(鳴き) | 約15〜20% | 約25〜30% | ポンの価値が高まる。チーなしで鳴き手がポンに集中 |
| 七対子 | 約3〜5% | 約8〜12% | 同じ牌が重なりやすく対子が集まりやすい |
| 混一色(ホンイツ) | 約5〜8% | 約10〜15% | 萬子がなく2色に絞りやすい。染め手が通りやすい |
| 平和(ピンフ) | 約30〜35% | 約20〜25% | 萬子の順子が使えないため作りにくい |
| 三色同順 | 約8〜10% | 事実上0% | 萬子の2〜8がないため成立不可 |
→ 三麻で使える全役の詳細は役一覧も参照
三麻は四麻と比べてより攻撃的な戦略が有効だ。理由はシンプル——チーができないため守備的に立ち回っても不利になるケースが多いからだ。
三麻で主力になる攻撃ルートは以下の通りだ:
三麻は「攻撃的」と言いながら、守備の重要性も四麻以上に高い。なぜなら相手の手が早く・打点が高くなりやすいからだ。
特に注意すべき場面と対策:
| 場面 | 判断基準 | 推奨行動 |
|---|---|---|
| 相手がリーチ+抜きドラ3枚以上 | 和了されると跳満〜倍満クラス | 即降り。安全牌を全て切って対応 |
| 染め手の気配(相手が1色に偏ってる) | その色の牌は全て危険 | その色の牌を早めに切り(打てるなら)または降り準備 |
| 親のリーチ | 子より1.5倍の点数。三麻では致命傷になりやすい | テンパイでなければ降り。役なし七対子のような低打点なら続行検討 |
| 自分が大量点差の最下位 | 放銃するとほぼ逆転不可 | 多少遠くても高打点役を狙いつつ、無筋は切らない |
三麻の守備の基本は「危険と判断したら迷わず降りる」こと。四麻より少人数なので、放銃の影響が順位に直結する。降りる判断を早めにすることで失点を最小化できる。
雀魂の三麻段位戦「玉の間」で安定して勝つための具体的アドバイスをまとめた。
対局中、自分と相手の抜きドラ枚数を常に把握する。相手が3枚以上抜いている場合はそれだけで危険信号。自分も積極的に北を抜いて打点差を縮める意識を持つ。
雀魂三麻は東南戦。1回の親番は貴重だ。親のとき本場が増えると点数が大きく跳ね上がる(本場1本につき300点増加)。親番では和了しやすい役牌・タンヤオ軸で確実にアガリを取りに行く。
相手の親番が続くと、相手に本場が積み上がり危険度が増す。特に大量にリードしている相手の親は「和了できなくてもいいから流局させる」意識で守備的に立ち回ることも重要。自分がテンパイさえ取れれば流局時にノーテン罰符が入る。
三麻のオーラスは順位点が大きく動く。2位〜1位への逆転に必要な点差、1位→2位に落ちる境界線を素早く計算して、トップを取りに行くか守るかの判断をする。雀魂三麻では1位には+30ポイントのボーナスがあるため、1位にこだわる価値は大きい。
玉の間では副露(鳴き)を積極的に使うプレイヤーが有利になりやすい。役牌はすぐポン、タンヤオ形はポンで加速——という攻め方で先手を取ること。ただし染め手が見えているときの鳴きは警戒されるため、鳴く牌の選択に注意する。
2026年現在、三麻が遊べる主要なアプリ・オンラインゲームを3つ厳選して比較する。
日本最大級のオンライン対人麻雀ゲーム。三麻は段位戦(友人戦・銅の間〜玉の間・王座の間)に対応し、マッチング待ち時間が短い。UIが美しくキャラクターシステムで継続モチベーションが保ちやすい。
セガが運営する本格派オンライン麻雀。三麻専用のルームあり。競技麻雀寄りの設定で、本格的な対局を求めるプレイヤーに人気が高い。段位システムと称号が豊富でやりこみ要素が多い。
中国発の麻雀アプリで、日本国内でも人気が高い。三麻(3人麻雀)モードあり。インターフェースがシンプルで直感的に操作できる。軽量なため動作が速く、スキマ時間にサクッと遊べる。
| 項目 | 雀魂(じゃんたま) | MJモバイル(セガMJ) | 麻雀一番街 |
|---|---|---|---|
| 対応OS | iOS / Android / PC(ブラウザ) | iOS / Android | iOS / Android |
| 無料度 | 基本無料(課金要素あり) | 基本無料(課金要素あり) | 基本無料 |
| 三麻対応 | ○(段位戦・友人戦) | ○(専用ルームあり) | ○(3人モードあり) |
| 対人戦 | ○(世界中のプレイヤー) | ○(国内メイン) | ○ |
| AI戦 | ○(友人戦) | ○(練習モード) | ○ |
| 抜きドラ | あり(標準) | ルール設定による | ルール設定による |
| マッチング速度 | 速い(ユーザー数が多い) | 普通 | 普通 |
| 初心者向け度 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
三麻を始めるなら雀魂がベストチョイスだ。ユーザー数が最も多くマッチングが速い。三麻の段位戦も充実しており、段位を上げながら実力を磨ける。MJモバイルは競技的・本格派向け、麻雀一番街はシンプルに遊びたい人向けだ。
→ 詳しくは麻雀無料アプリも参照
三麻では基本的な符・翻の計算は四麻と同じだ。ただしツモ損あり/なしで最終的な受け取り点数が変わる。
ツモ損なしの場合:3人でプレーするため、ツモ和了時は2人から点数を受け取る。
| 和了形 | 翻数 | 子のツモ(ツモ損なし) | 子のロン | 親のツモ(ツモ損なし) | 親のロン |
|---|---|---|---|---|---|
| 満貫 | 5翻(または役満以下で基本点2000以上) | 親から4000、子から2000=計6000 | 8000 | 子から4000×2=計8000 | 12000 |
| 跳満 | 6〜7翻 | 親から6000、子から3000=計9000 | 12000 | 子から6000×2=計12000 | 18000 |
| 倍満 | 8〜10翻 | 親から8000、子から4000=計12000 | 16000 | 子から8000×2=計16000 | 24000 |
| 役満 | 役満 | 親から16000、子から8000=計24000 | 32000 | 子から16000×2=計32000 | 48000 |
ツモ損ありルール(雀魂三麻の標準)では、ツモ和了時に和了者も一部点数を負担する。
| 翻数 | 符数 | ロン | ツモ(親から) | ツモ(子から) |
|---|---|---|---|---|
| 1翻 | 30符 | 1000 | 500 | 300 |
| 2翻 | 30符 | 2000 | 1000 | 500 |
| 2翻 | 40符 | 2600 | 1300 | 700 |
| 3翻 | 30符 | 3900 | 2000 | 1000 |
| 4翻 | 30符 | 7700(満貫扱い) | 4000 | 2000 |
| 満貫(5翻〜) | — | 8000 | 4000 | 2000 |
| 跳満(6〜7翻) | — | 12000 | 6000 | 3000 |
| 倍満(8〜10翻) | — | 16000 | 8000 | 4000 |
| 役満 | — | 32000 | 16000 | 8000 |
三麻では抜きドラが加わるため、同じ役でも四麻より高打点になりやすい。点数計算に慣れたら、抜きドラの枚数も加えた概算計算ができるよう練習しておこう。