勝又健志(かつまた けんじ)wiki|EX風林火山・麻雀IQ220の軍師プロを徹底解説

東京都墨田区出身のプロ雀士・勝又健志(かつまた けんじ)。「麻雀IQ220」「軍師」の異名を持ち、卓越した読みの能力と徹底した理論派スタイルで多くの麻雀ファンから注目を集めています。2015年に日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」を史上最年少で獲得し、2018年のMリーグ発足時からEX風林火山の一員として活躍。2020-21シーズンにはファイナルで圧倒的な活躍を見せ、チームの悲願だった初優勝を大きく牽引しました。この記事では、勝又健志プロの経歴・雀風・見どころを初心者にもわかりやすく解説します。

プロフィール

本名勝又 健志(かつまた けんじ)
生年月日1981年3月15日(44歳・2026年時点)
出身地東京都墨田区
学歴早稲田実業中等部・高等部、早稲田大学人間科学部卒業
所属団体日本プロ麻雀連盟(17期生)
MリーグチームEX風林火山(2018年Mリーグ発足時より在籍)
異名・二つ名麻雀IQ220、軍師
主な獲得タイトル第2回麻雀グランプリMAX優勝(2011年)、第32期鳳凰位(2015年)
Mリーグ主要実績Mリーグ2020-21シーズン優勝(EX風林火山)
著書「麻雀IQ220の選択」(2019年)
雀風の特徴理論派・読み重視・ノータイム放銃・チンイツの待ち読みが得意

経歴:早稲田から鳳凰位、そしてMリーグへ

麻雀との出会いとプロへの道

勝又健志プロは東京都墨田区の出身です。小学5年生の頃に麻雀と出会い、中学時代にはカード麻雀を楽しんでいました。高校(早稲田実業高等部)に進学すると友人たちと本格的に卓を囲むようになり、麻雀への情熱が深まっていきます。早稲田大学人間科学部に進学後、2000年に19歳で日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格し、17期生として連盟入会を果たします。大学在学中のプロデビューという早熟ぶりは、後に「軍師」と呼ばれる理論家の片鱗がすでに表れていたとも言えます。

プロとしての成長と麻雀グランプリMAX優勝

プロ入会後、勝又プロは日本プロ麻雀連盟のリーグ戦やタイトル戦を中心に活動を続けます。鋭い読みと理論的なスタイルで着実に力をつけていく中、2011年に第2回麻雀グランプリMAXで初のビッグタイトルを獲得します。この優勝は、勝又プロが連盟内でも上位の実力者であることを広く示す契機となりました。

第32期鳳凰位:史上最年少での戴冠

勝又プロのキャリア最大のハイライトのひとつが、2015年(第32期)の鳳凰位獲得です。この鳳凰戦の最終メンバーは、前田直哉・瀬戸熊直樹・古川孝次という歴代鳳凰位経験者3名という超豪華な顔ぶれでした。その中で勝又プロは正確な読みと理論的な麻雀を貫き、史上最年少での鳳凰位戴冠を達成します。当時34歳。この実績が後のMリーグドラフトにつながる大きな勲章となりました。

Mリーグ発足時からEX風林火山のエースとして

2018年、日本初のプロ麻雀チームリーグ「Mリーグ」が開幕します。勝又プロは同年のドラフト会議においてEX風林火山から指名を受け、Mリーグの初期メンバーとして新たなキャリアをスタートします。鳳凰位というMリーグでも通用するトップクラスの実績を持ち、安定した実力で複数シーズンにわたってチームを支えてきました。

2020-21シーズン:ファイナルでの圧倒的な活躍と初優勝

勝又プロにとって、そしてEX風林火山にとって最も劇的なシーズンとなったのが2020-21シーズンです。レギュラーシーズンでは苦しい戦いが続きましたが、監督の「負けたら解散」という決意表明もあり、チームは一丸となってファイナルへと臨みます。ファイナルシリーズでは勝又プロが大活躍。全12戦中、チームが挙げた7勝のうち5勝が勝又プロによるものでした。連闘での連勝も含め、最終的にEX風林火山は悲願のMリーグ初優勝を果たします。その優勝を実質的に手繰り寄せたのは勝又プロの圧倒的なパフォーマンスでした。

戦術書の出版とファンへの発信

2019年には戦術書「麻雀IQ220の選択」を出版しています。読みの理論・局面判断の考え方・勝又プロ独自の麻雀哲学が詰め込まれた一冊で、上達を目指すプレイヤーから高い評価を得ています。また、YouTubeやSNSを通じた情報発信も行っており、麻雀解説者としての顔も持っています。

主な実績年表

  • 2000年:日本プロ麻雀連盟にプロ入会(17期生)
  • 2011年:第2回麻雀グランプリMAX優勝
  • 2015年:第32期鳳凰位獲得(史上最年少)
  • 2018年:MリーグドラフトでEX風林火山から指名
  • 2019年:戦術書「麻雀IQ220の選択」出版
  • 2020-21シーズン:Mリーグ EX風林火山初優勝を牽引

雀風・麻雀スタイル(初心者向け解説)

一言で言うと「理論と読みを武器にする軍師タイプ」

勝又健志プロの麻雀スタイルを一言で表すなら、「読みと理論を最大限に活かす実力派」です。場の状況・相手の動き・牌の流れを多角的に分析し、論理的に最善の選択を導き出すスタイルが持ち味です。感覚や流れに頼るのではなく、麻雀の知識と読みの精度を積み上げることで一定のパフォーマンスを安定して発揮します。

「麻雀IQ220」とは?初心者向けに解説

「麻雀IQ220」という呼び名は、勝又プロの麻雀理論・読みの能力の高さを指しています。その象徴的なエピソードが、清一色(チンイツ)の待ち読みです。複雑な清一色の待ちを、ほかのプロが数十秒かかるところを、勝又プロは約5秒というペースで言い当てることができると伝えられています。2020年3月に放送されたMリーグの番組でも、その速さが披露され話題となりました。

麻雀の読みとは、相手が何を待っているか・何を持っているかを場の情報から推測する技術です。勝又プロはこの読みの精度が非常に高く、危険牌を通すかどうかの判断でも理論に基づいた一貫した選択ができます。その合理的な思考が「軍師」という異名にも表れています。

「ノータイム放銃」を初心者向けに解説

勝又プロのスタイルを語る上で欠かせないのが「ノータイム放銃」です。これは、理論的に判断して振り込む(放銃する)しかない状況と判断した場合、時間をかけずに即座に牌を切るスタイルを指します。

勝又プロ自身は「考えても結果が変わらないので、時間をかけることが無駄」と語っています。長考しても同じ牌を切るなら、迷わず切ることで相手への情報漏えいも最小限に抑えられるという合理的な判断です。このスタイルはプロの中でも独特で、ファンの間でも「勝又らしい」と親しまれています。

【初心者向け】勝又健志プロの麻雀のスゴいところ3選

  1. 群を抜くチンイツ読みの速さ
    麻雀で最も複雑な役の一つである清一色(チンイツ)は、待ちのパターンが非常に多く、プロでも読み解くのに時間がかかります。勝又プロはこのチンイツの待ちを短時間で当てる能力が高く、実際の対局でも相手の手読みで他のプロと大きな差をつけることがあります。
  2. ファイナルでの勝負強さ
    2020-21シーズンのMリーグファイナルでは、チームが挙げた7勝のうち5勝を勝又プロが挙げました。重要な局面で結果を出すという経験は、長いキャリアの中で積み上げてきたものです。
  3. 鳳凰位を史上最年少で獲得した実績
    日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル・鳳凰位を34歳で獲得。しかも相手は歴代鳳凰位経験者3名という難敵でした。この実績は、勝又プロの実力が単なるMリーグの舞台だけでなく、連盟の頂上決戦でも証明されたことを意味しています。

メンゼン主体でも柔軟な対応が持ち味

雀風はメンゼン(鳴かずに手を進めること)を基本としつつ、状況に応じて鳴きを入れる柔軟なスタイルとされています。劣勢の局面でも安易にベタオリ(完全に守りに入ること)せず、高度な読みを駆使して的確な一手を選び続けます。理論の裏側には膨大な実戦経験の積み重ねがあり、それが長いシーズンを通じた安定感の源となっています。

初心者が見てわかる「勝又健志プロの麻雀の楽しみ方」

勝又プロの麻雀を楽しむには、「なぜその牌を選んだのか」を追いかける観戦がおすすめです。特に危険牌を通す場面や、相手の手を読んで攻めに転じる判断のタイミングは、麻雀の読みの醍醐味が凝縮されています。「ノータイム放銃」の場面も、単なる失点ではなく合理的な判断の一つとして見ると、勝又プロの麻雀哲学の深さを感じることができます。

見どころ・おすすめポイント

ファイナルでの独壇場に注目

勝又健志プロを語る上で外せない場面が、2020-21シーズンのMリーグファイナルです。チームが苦しい状況に追い込まれる中、監督の「負けたら解散」という覚悟の言葉に呼応するように、勝又プロはファイナルで圧倒的な活躍を見せました。12戦中7勝のうち5勝を個人で挙げたその姿は、「軍師」の異名そのものでした。大一番での底力は、ここぞという場面ほど際立ちます。

読みの精度を体感する観戦

勝又プロの対局では、相手の手を読んで危険牌を通す場面や、攻守の切り替えの瞬間に注目すると、読みの妙が感じられます。特に複雑な局面で素早く判断を下すシーンは、「なぜそこで攻めるのか」「なぜその牌を切れるのか」という問いとともに見ることで、麻雀の深みが体感できます。

鳳凰位戦という連盟最高峰の舞台

勝又プロの実力はMリーグだけでなく、連盟内の最高峰タイトル戦でも証明されています。第32期鳳凰戦は、前田直哉・瀬戸熊直樹・古川孝次という3名の鳳凰位経験者と真正面から戦い、史上最年少で頂点に立った舞台です。この実績があるからこそ、Mリーグでの安定したパフォーマンスへの信頼感が増しています。

書籍でさらに深まる麻雀観

2019年出版の「麻雀IQ220の選択」では、勝又プロが日頃の対局でどのような考え方・読みの視点を持っているかが語られています。観戦だけでなく、書籍を通じて思考プロセスを追うことで、Mリーグの試合をさらに多層的に楽しめます。

チームを救うファイナルの頼れる存在

EX風林火山にとって、勝又健志プロはチームが窮地に立たされたときに頼りになる存在として機能してきました。2020-21シーズンの優勝はその最たる例です。「勝又が打てば勝てる」という期待感がチーム内外に根付いており、その信頼は長年のキャリアと実績から生まれています。

EX風林火山について

EX風林火山とは

EX風林火山はMリーグ発足時(2018年)からの参加チームのひとつです。武田信玄の軍旗で知られる「風林火山」の名を冠したチームで、スピードと戦略を重んじるチームコンセプトが特徴です。勝又健志プロをはじめとする実力派選手が揃い、Mリーグの中でも存在感あるチームとして注目されています。

チームの特徴

EX風林火山は、高い個人技を持ちながらも戦略的なチーム運営が特徴とされています。勝又健志プロは「軍師」の異名通り、チームの頭脳として機能する存在です。監督を含めたチーム全体の結束と、ここぞという場面での起用が、チームの強さの源となっています。

2020-21シーズン優勝の軌跡

EX風林火山が最もドラマチックな軌跡を歩んだのが2020-21シーズンです。レギュラーシーズンでは苦しい戦いが続く中、監督が「負けたら解散」という強い覚悟を示し、チームは一丸となってファイナルへと臨みました。そしてファイナルシリーズで勝又プロが爆発的な活躍を見せ、Mリーグ初優勝という悲願を達成しました。このシーズンはEX風林火山の歴史の中で最も語り継がれる場面のひとつです。

Mリーグの全チームについての詳細は、Mリーグ完全ガイドでもご確認いただけます。

Mリーグとは?知らない方向けの基礎知識

Mリーグとは、2018年に開幕した日本初のプロ麻雀チームリーグです。AbemaTVで生中継・アーカイブ配信されており、誰でも無料でプロの麻雀を楽しめます。勝又健志プロが所属するEX風林火山をはじめ、複数のチームが年間を通じてポイントを争い、上位チームがファイナルに進出して年間チャンピオンを競います。

麻雀の基本的なルールや役の知識については、麻雀役一覧Mリーグ初心者ガイドもあわせてご覧ください。Mリーグ観戦をより楽しむための知識が身につきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 勝又健志プロはどのMリーグチームに所属していますか?
A. EX風林火山に所属しています。2018年のMリーグ発足時から在籍している初期メンバーのひとりで、チームのエース格として活躍しています。
Q. 勝又健志プロの「麻雀IQ220」「軍師」という異名の意味は何ですか?
A. 「麻雀IQ220」は卓越した麻雀理論と読みの能力を象徴する呼び名です。「軍師」は戦略的な思考と先を読む能力の高さから付けられた異名です。清一色(チンイツ)の待ちを短時間で言い当てる読みの速さは、麻雀プロの中でも際立つと評されています。
Q. 勝又健志プロが鳳凰位を獲得したのはいつですか?
A. 2015年(第32期)に日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトルである鳳凰位を獲得しています。歴代鳳凰位経験者3名が相手という難戦を制し、史上最年少での鳳凰位戴冠を果たしました。
Q. 勝又健志プロの「ノータイム放銃」とはどういうことですか?
A. 「ノータイム放銃」とは、理論的に振り込むと判断した局面で、時間をかけずに即座に牌を切る勝又プロのスタイルです。「考えても結果は変わらないので時間が無駄」という考え方に基づいており、合理的な判断の徹底を象徴するエピソードとして知られています。
Q. 勝又健志プロのMリーグ優勝はいつですか?
A. 2020-21シーズンにEX風林火山の一員としてMリーグ優勝を経験しています。ファイナルシリーズではチームの7勝のうち5勝を勝又プロが挙げ、チームの初優勝を大きく牽引しました。
Q. 勝又健志プロはどのような本を出版していますか?
A. 2019年に戦術書「麻雀IQ220の選択」を出版しています。読みの理論や局面判断の考え方など、勝又プロの麻雀哲学がまとめられた一冊で、上達を目指すプレイヤーに参考にされています。
Q. 勝又健志プロの試合はどこで見られますか?
A. Mリーグの試合はAbemaTVで生中継・アーカイブ配信されています。Mリーグ公式YouTubeでも一部の動画が公開されています。EX風林火山の試合をチェックすることで、勝又健志プロの活躍を確認できます。

まとめ

「麻雀IQ220」「軍師」——この2つの異名は、勝又健志プロの麻雀に向き合うスタイルをそのまま表しています。読みの精度・理論的な判断・ノータイム放銃に象徴される合理性。これらはすべて、小学5年生から麻雀と向き合い、早稲田大学在学中にプロ入りした頃から積み上げてきたものです。

2015年の鳳凰位史上最年少戴冠、そして2020-21シーズンのMリーグファイナルでの圧倒的な活躍——その2つの頂点は、勝又プロが連盟でもMリーグでも一流であることを証明しています。チームが苦境に立つ場面で力を発揮する勝負強さは、多くのファンを惹きつけてきました。

Mリーグ全体についての基礎知識はMリーグ完全ガイドでまとめています。他のMリーガーについても知りたい方はプロ雀士名鑑をご覧ください。麻雀アプリで実際に麻雀を打ってみたい方は麻雀アプリおすすめランキングもあわせてご活用ください。

関連ページ