最終更新: 2026年3月
麻雀を始めたばかりの頃、「牌の種類が多すぎて覚えられない」と感じる人は少なくありません。でも安心してください。麻雀の牌は136枚ありますが、種類自体は34種類しかなく、同じ牌が4枚ずつあるだけです。
この記事では、麻雀牌の全種類と読み方を、初心者がつまずきやすいポイントを交えながらわかりやすく解説します。表を見ながら読めば、1時間ほどで全牌の名前と読み方が頭に入るはずです。
麻雀の牌は大きく「数牌(すうぱい)」と「字牌(じぱい)」の2種類に分かれます。
数牌はさらに「萬子(まんず)」「筒子(ぴんず)」「索子(そーず)」の3色があり、それぞれ1〜9の9種類。字牌は「風牌(かぜはい)」4種類と「三元牌(さんげんぱい)」3種類の合計7種類です。
全34種類のそれぞれが4枚ずつあるため、総枚数は34×4=136枚になります。
| 種類 | 読み方 | 枚数 |
|---|---|---|
| 数牌(萬子) | マンズ | 36枚(9種×4枚) |
| 数牌(筒子) | ピンズ | 36枚(9種×4枚) |
| 数牌(索子) | ソーズ | 36枚(9種×4枚) |
| 字牌(風牌) | カゼハイ | 16枚(4種×4枚) |
| 字牌(三元牌) | サンゲンパイ | 12枚(3種×4枚) |
| 合計 | 136枚 |
数牌が108枚、字牌が28枚。まずこの比率を頭に入れておくと、牌の全体像がつかみやすくなります。
数牌は1〜9の数字が書かれた牌で、麻雀の中心的な存在です。3つの色(マンズ・ピンズ・ソーズ)がありますが、それぞれ番号の読み方はほぼ共通しています。
数の読み方は中国語由来で、「一(イー)・二(リャン)・三(サン)・四(スー)・五(ウー)・六(ロー)・七(チー)・八(パー)・九(キュー/チュー)」が基本です。これにマンズなら「マン」、ピンズなら「ピン」、ソーズなら「ソー」を付けて読みます。
萬子は漢数字と「萬」の文字が書かれた牌です。「一萬」「二萬」のように、見た目は漢字なので日本人には比較的馴染みやすい牌といえます。
ただし「一(いち)萬」と「七(しち)萬」は字形が似ていて混同しやすいので注意が必要です。一萬には横棒1本、七萬には横棒と縦棒の組み合わせと覚えましょう。
| 牌 | 読み方 | ポイント |
|---|---|---|
| 一萬 | イーマン | 横棒が1本だけのシンプルな字 |
| 二萬 | リャンマン | 横棒2本 |
| 三萬 | サンマン | 横棒3本 |
| 四萬 | スーマン | |
| 五萬 | ウーマン | 赤ドラになることが多い |
| 六萬 | ローマン | |
| 七萬 | チーマン | 一萬と混同しやすいので要注意 |
| 八萬 | パーマン | |
| 九萬 | キューマン / チューマン |
初心者が最も混乱するのは「一萬と七萬の見分け」です。一萬は「一」の字そのまま(横棒1本)、七萬は「七」(横棒に対して縦棒が右下に伸びる)と認識すれば区別できます。
筒子は円(筒の断面)の模様が描かれた牌です。円が1個なら一筒、2個なら二筒、と数を数えれば読めるので、初心者でも比較的覚えやすい種類です。
ただし一筒と九筒は他の牌と大きくデザインが異なります。一筒は大きな円が1つだけ描かれた独特のスタイルで、一見すると何番の牌かわかりにくいことがあります。
| 牌 | 読み方 | ポイント |
|---|---|---|
| 一筒 | イーピン | 牌面いっぱいの大きな円1つ。独特のデザイン |
| 二筒 | リャンピン | |
| 三筒 | サンピン | |
| 四筒 | スーピン | |
| 五筒 | ウーピン | 赤ドラになることが多い |
| 六筒 | ローピン | |
| 七筒 | チーピン | |
| 八筒 | パーピン | |
| 九筒 | キューピン | 独特のデザイン(9個の円が特徴的な配置) |
索子は竹の棒(束)の模様が描かれた牌です。竹が2本なら二索、3本なら三索、という構成ですが、一索(イーソー)だけは竹の棒ではなく鳥の絵が描かれています。これが初心者を混乱させる有名なポイントです(詳しくは後述)。
| 牌 | 読み方 | ポイント |
|---|---|---|
| 一索 | イーソー | 竹ではなく鳥の絵が描かれている |
| 二索 | リャンソー | 竹の棒2本 |
| 三索 | サンソー | |
| 四索 | スーソー | |
| 五索 | ウーソー | 赤ドラになることが多い |
| 六索 | ローソー | |
| 七索 | チーソー | |
| 八索 | パーソー | |
| 九索 | キューソー |
字牌は数字ではなく、方角や記号が描かれた牌です。数牌と違い連続した順序で並べることができないため、順子(シュンツ)には使えませんが、刻子(コーツ)を作ると役牌として得点が発生する重要な牌です。
風牌は東・南・西・北の4方向を表す牌です。麻雀では各プレイヤーが座る方向(「自風」)と、そのゲーム全体の方向(「場風」)があり、それと一致する風牌が役牌(やくはい)として機能します。
風牌は各4枚ずつ、合計16枚です。
| 牌 | 読み方 | 意味・役について |
|---|---|---|
| 東 | トン(ひがし) | 東場・東家(親)のとき役牌になる |
| 南 | ナン(みなみ) | 南場・南家のとき役牌になる |
| 西 | シャー(にし) | 西場・西家のとき役牌になる |
| 北 | ペー(きた) | 北場・北家のとき役牌になる |
読み方は東→トン、南→ナン、西→シャー、北→ペーと、中国語の発音が使われています。ゲーム開始時は「東一局(トンイッキョク)」からスタートし、東→南→西→北の順に局が進みます。
三元牌は白(ハク)・発(ハツ)・中(チュン)の3種類で、麻雀において最も覚えやすい役牌です。自分の席や場の方向に関係なく、3枚集める(刻子を作る)だけで必ず役牌として得点が発生します。
三元牌は各4枚ずつ、合計12枚です。
| 牌 | 読み方 | 見た目の特徴 |
|---|---|---|
| 白 | ハク | 真っ白(何も描かれていないか、枠線のみ) |
| 発 | ハツ | 緑色の漢字「發」が書かれている |
| 中 | チュン | 赤色の漢字「中」が書かれている |
発と中は色と漢字が目立つため覚えやすいですが、白牌は何も描かれていない(またはわずかな枠線のみ)ため、初めて見ると戸惑う人も多いです。詳しくは次のセクションで解説します。
麻雀を始めたばかりの頃、「この牌がどれかわからない」と感じる瞬間が必ずあります。競合記事ではあまり触れられないポイントを中心に、初心者が実際に戸惑いやすい点を解説します。
結論から言うと、あります。麻雀では「東(トン)→南(ナン)→西(シャー)→北(ペー)」の順番で局が進みます。
まず「東一局」「東二局」「東三局」「東四局」と東場が続き、東場が終わると「南一局」以降の南場に移ります。これを「東南戦(四麻の一般的なゲーム形式)」と呼びます。
牌を並べるときも「東→南→西→北」の順番で並べるのがマナーとされています。また、ゲーム開始時の席順は一度決まると「東→南→西→北」の反時計回りで変わっていくため、自分が何家(なんじゃ)なのかを把握するのにも役立ちます。
麻雀を始めた人の多くが「なんでソーズの1番だけ鳥の絵なの?」と疑問を持ちます。
これには歴史的な経緯があります。索子(ソーズ)の原型は、中国の古い賭けカードゲームに使われた「銅銭を束ねた索(なわ)」の図柄に由来すると言われています。1枚の銅銭は「筒子(ピンズ)」として別の牌になり、索子は複数の銅銭を束ねた形として発展しました。
一索だけが特別なのは、「1束(ひとたば)の索」を象徴するために孔雀(くじゃく)や鳳凰などの鳥の絵で表現する習慣が生まれたからです。「豊かさ・繁栄」を象徴する鳥をデザインとして用いることは、中国の縁起物の文化とも一致しています。現代の麻雀牌ではメーカーによって描かれる鳥の種類が異なり、孔雀・鳳凰・鶴など様々です。
そうです。白牌(ハク)は牌の表面に何も描かれていないか、わずかな枠線だけが入ったシンプルなデザインです。
これは初心者が混乱しやすい有名なポイントで、特に全自動麻雀卓(じどうたく)で遊ぶ際に問題になることがあります。全自動卓では白牌と裏返った牌が見た目で区別しにくいことがあります。
麻雀ではすべての種類の牌が4枚ずつあります。たとえば「一萬」は4枚、「東」も4枚です。これはゲーム中に複数のプレイヤーが同じ牌を持つ可能性があることを意味します。
1種類の牌につき4枚存在しますが、1プレイヤーが最大で行えるのは1回ポン(または1回カン)です。「東が4枚あるから4人ともポンできる」わけでもなく、牌は卓上全体で共有されています。
現代の麻雀(特にオンライン麻雀や雀荘)では、「赤ドラ(赤五)」と呼ばれる特殊な牌が使われることがほとんどです。
赤ドラとは、五萬・五筒・五索のいずれかの牌を赤色(または特殊デザイン)にしたもので、それ自体がドラ(加点牌)として機能します。通常の五の牌を赤ドラと入れ替えて使うため、総枚数は変わりません。
| 赤ドラの種類 | 説明 |
|---|---|
| 赤五萬(あかうーまん) | 通常の五萬1枚を赤色に置き換えたもの |
| 赤五筒(あかうーぴん) | 通常の五筒1枚を赤色に置き換えたもの |
| 赤五索(あかうーそー) | 通常の五索1枚を赤色に置き換えたもの |
赤ドラは和了した際に1枚につき1翻アップします。実戦では赤ドラの所在が非常に重要で、手牌に赤ドラを引き込めると点数が大きく跳ね上がります。
麻雀を覚えるならオンライン麻雀アプリを活用するのが最も効率的です。主要なアプリによって牌のデザインが異なります。
雀魂(じゃんたま)は、アニメ風のスタイリッシュなデザインが特徴です。通常の牌デザインのほかに「夜行牌」など特殊演出の牌セットも用意されており、ゲームとしての没入感が高い。
天鳳(てんほう)は、シンプルで見やすいデザインが特徴です。牌の文字・数字・模様が明確で、リアルの麻雀牌に近い表示スタイルです。特に初心者が「牌の種類と数字を正確に判別する」練習には天鳳のシンプルな表示が向いています。
| アプリ | 牌デザイン | 初心者向け度 |
|---|---|---|
| 雀魂 | アニメ風・スタイリッシュ | ★★★(楽しみながら覚えられる) |
| 天鳳 | シンプル・リアル寄り | ★★★★(牌の識別練習に最適) |
| 麻雀豆腐 | シンプル | ★★★★(無料・軽量) |
牌の種類と読み方を覚えるために最も効果的な方法は、実際に麻雀アプリで対局しながら牌に触れることです。本やサイトで読み方の表を眺めているだけでは、なかなか頭に入りません。
無料で遊べるアプリで牌の種類と読み方を覚えたいなら、麻雀アプリおすすめランキングの記事で、初心者向けのアプリを比較・紹介しています。まず無料アプリから始めるのが最短ルートです。
麻雀の136枚の牌を改めて整理すると、以下の通りです:
一見多く感じますが、34種類×4枚という構造を理解すれば、数字さえ覚えれば数牌はすぐ読めます。字牌も7種類(東南西北+白発中)だけです。