麻雀用語集【初心者向け50選】よく出る専門用語をわかりやすく解説

最終更新: 2026年3月

「フリテンって何?」「チョンボをやってしまったけどどういう意味?」「リーチ棒と供託と積み棒の違いがわからない」——麻雀には独特の専門用語がたくさんあります。

この記事では、対局の流れ(配牌→鳴き→あがり→点数計算→戦術)の順番に用語を整理しました。五十音順の辞書と違い、「今どのフェーズで出てきた用語か」が一目でわかる構成です。役の解説は役一覧ページに任せ、ここではゲームルール・進行・戦術用語に絞って解説します。

1. ゲームの進行に関する基本用語

用語読み方解説
配牌 ハイパイ 局の開始時に各プレイヤーに配られる13枚(親は14枚)の手牌。配牌の良し悪しで最初の手牌方針が変わる。
ツモ ツモ 山牌から1枚引いてくること。アガリ宣言の文脈では山牌でアガることも指す(メンゼンツモ)。
打牌 ダハイ 手牌から1枚を捨てること。ツモのあとに1枚捨てて13枚に戻す動作。
山牌 ヤマパイ 中央に積まれた未使用の牌。ツモで引くための山。「山が深い」とまだ多くのツモが残っている状態。
海底牌 ハイテイパイ 山の最後の1枚。海底牌でアガると「海底撈月(ハイテイ)」という役がつく。
親(オヤ) オヤ その局を主導するプレイヤー。配牌が14枚・最初に打牌できる・アガリ点数が子より高い(約1.5倍)。
子(コ) 親以外の3人のプレイヤー。配牌は13枚。アガリ・支払い点数は親より低め。
起家 チーチャ ゲーム(半荘・東風戦)の最初の親。一般的にサイコロ等で決める。
連荘 レンチャン 同じプレイヤーが続けて親になること。親がアガるか流局テンパイのときに発生する。
東発(東場) トンバ 半荘の前半(東1〜東4局)。東が「場風」になる。
南入 ナンニュウ 東場が終わり南場に入ること。半荘戦では東場のあと南場に進む。東風戦では南入せずに終了するルールが多い。
オーラス オーラス 最終局のこと。半荘では南4局、東風戦では東4局。最後のアガリで点数順位が確定する。
流局 リュウキョク 山牌がなくなり誰もアガらずに局が終わること。テンパイしているプレイヤーと、テンパイしていないプレイヤーの間でノーテン罰符のやり取りが発生する。

2. あがりに関する用語

用語読み方解説
テンパイ テンパイ あと1枚でアガれる状態。「聴牌」と書く。アガれる牌を待ち牌(まちはい)と呼ぶ。
リーチ リーチ 門前(鳴きなし)でテンパイしたときに宣言できる行為。1,000点棒を場に出すと同時に手牌を固定してアガりを宣言する。リーチは1翻の役。
ダマテン ダマテン リーチをかけずにテンパイしている状態(黙聴)。手牌を変えられる・待ち牌を読まれにくいメリットがある。
一発 イッパツ リーチ後、最初のツモ巡内にアガること。追加で1翻つく(ルールによる)。
ダブロン ダブロン 同じ牌に対して2人が同時にロン宣言すること。ダブロンを認めるルールと頭ハネ(1人のみアガれる)のルールがある。
フリテン フリテン ロンでアガれない状態。①自分が捨てた牌に待ち牌がある、②同巡内に待ち牌を見逃した、の2種類がある。なぜこのルールがあるかというと「自分が危険と判断して捨てた牌でアガることを防ぐ」ためです。フリテン中もツモアガリは可能。
チョンボ チョンボ 麻雀の反則行為の総称。誤ロン・多牌・少牌・フリテンロン等が該当する。満貫払い等のペナルティが発生する。
九種九牌 キュウシュキュウハイ 配牌時に么九牌(1・9・字牌)が9種類以上ある場合に宣言できる流局。ゲームを最初からやり直す。
四風連打 スーフォンレンダ 最初の打牌で全員が同じ風牌を捨てたとき流局になるルール。
ノーテン罰符 ノーテンばっぷ 流局時にテンパイしていないプレイヤーが払うペナルティ。テンパイ者に分配される(合計3,000点)。

3. 鳴き・副露に関する用語

用語読み方解説
副露 フーロ ポン・チー・カンなどの鳴き行為の総称。副露すると門前でなくなりリーチが宣言できなくなる。
ポン ポン 他プレイヤーが捨てた牌を使って刻子(同じ牌3枚)を完成させること。上家・下家・対面いずれからでも宣言できる。
チー チー 上家(直前に打牌したプレイヤー)が捨てた牌を使って順子(連続する3枚)を完成させること。上家からしか宣言できない。
カン カン 同じ牌4枚を揃えること。明槓(ミンカン)・暗槓(アンカン)・加槓(カカン)の3種類がある。カンするとドラが1枚増える。
門前 メンゼン 一度も鳴いていない状態。メンゼンのままリーチできる。「メンゼン清一色」など役名に含まれることが多い。
喰い断 クイタン 鳴いてタンヤオをアガること。タンヤオ(断么九)は本来メンゼン専用役だが、多くのルールで副露しても成立する(これを喰い断ありのルールという)。
食い下がり クイサガリ 副露することで役の翻数が下がること。例:混全帯么九(チャンタ)はメンゼンで2翻→副露で1翻。

4. 点数計算に関する用語

用語読み方解説
リーチ棒 リーチぼう リーチ宣言時に場に出す1,000点棒。供託として置かれ、次にアガったプレイヤーが受け取る。
供託 クキョ 場に置かれた点数の総称。リーチ棒がそのまま供託になることが多い。次のアガリ者が受け取る。
積み棒 ツミぼう 連荘ごとに場に積まれる100点棒。1本場(本場)で300点のボーナス(ロン=放銃者が100点×本場数×3払い、ツモ=全員が100点×本場数払い)。
本場 ホンバ 積み棒の数のこと。「1本場」「2本場」と数える。連荘のたびに1本ずつ増える。
ハコテン ハコテン 持ち点が0点(または0点以下)になること。ルールによってはハコテン時点でゲーム終了。
飛び トビ ハコテンと同義。「飛んだ」と使う。飛びルールでは終了後の精算が通常と変わる場合がある。
オカ オカ 半荘終了後の順位点とは別に、1位プレイヤーが受け取るボーナス点。30,000点持ちスタートで25,000点返しのルールなら「1位に余った5,000点が入る」部分がオカ。
ウマ ウマ 半荘終了後の順位に応じて受け渡す点数。例「10-20」ウマなら1位が+20,000点・2位が+10,000点・3位が-10,000点・4位が-20,000点を追加で受け取る。
素点 スジテン ゲーム終了時の持ち点から基準点(25,000等)を引いた値。ウマ・オカに加算して最終得点を計算する。

5. 読みと戦術に関する用語

用語読み方解説
現物 ゲンブツ リーチ者がすでに捨てた牌と同じ牌。リーチ者には絶対に放銃しない安全牌(ただし別のプレイヤーへの放銃はあり得る)。
スジ スジ 数牌の両面待ちにおいて、片方が見えたら反対側が安全になる関係。1と4・4と7・2と5・5と8・3と6・6と9がスジの組み合わせ。完全に安全ではないが、スジ牌は比較的危険度が低い。
壁(カベ) カベ 同じ種類の牌が4枚すべて見えている状態(自分の手・捨て牌・他者の手)。その牌が絡む待ちが存在しないことを証明できるため、安全牌の根拠になる。
安全牌 アンゼンハイ 放銃しないことが保証(または高確率)の牌。現物・字牌の捨て牌・壁などが安全牌の根拠になる。
オリる オリる アガリを諦めて防御に切り替えること。危険牌を避けながら安全牌を切り続ける状態。
ベタオリ ベタオリ 徹底的に安全牌だけを切り続ける完全防御の状態。放銃リスクを最小化する戦術。
押し引き オシビキ 攻める(押す)か守る(引く)かの判断。麻雀で最も重要な戦術判断の一つ。
ツモ切り ツモギリ 山から引いた牌をそのまま捨てること(手牌に取り込まずに捨てる)。
手出し テダシ 手牌の中から牌を選んで捨てること。ツモ切りと手出しの区別は相手の読みに重要な情報を提供する。
シャンテン数 シャンテンすう テンパイまであと何枚の牌交換が必要かを示す数。テンパイ=0シャンテン、1枚必要=1シャンテン。数が小さいほどテンパイに近い。

6. アプリ・雀荘特有の用語

用語読み方解説
フリー雀荘 フリーじゃんそう 誰でも参加できるオープン形式の雀荘。1ゲームごとに料金を払う。
チップ チップ フリー雀荘などで使う追加精算用のコイン。役満・裏ドラ1枚ごとにチップを受け取るルールが多い。
段位 ダンイ オンライン麻雀アプリでの実力ランク。雀魂では「初心者→雀士→雀傑→雀豪→雀聖→魂天」の順に上がる。
ELO(レーティング) イーエルオー 天鳳などで使用される実力評価システム。勝敗・相手の強さに応じてポイントが増減する。
タイムバンク タイムバンク オンライン麻雀の持ち時間システム。1手ごとの制限時間を超えた分をこのバンクから消費する。なくなると自動打牌になる。
対局ログ タイキョクログ 天鳳・雀魂で対局後に確認できる打牌履歴。どこで何を切ったかを振り返りに使える。
観戦 カンセン 他プレイヤーの対局をリアルタイムで見る機能。対局中の観戦者は口出し・アドバイスをしてはならない(観戦マナー)。
放置(AFK) ホウチ(エーエフケー) Away From Keyboard の略。対局中に席を外したまま操作しない状態。他プレイヤーへの迷惑行為としてNGとされる。

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よくある質問

フリテンとは、ロンでアガれなくなる状態のことです。「自分が捨てた牌の中に待ち牌がある」「同巡内に他プレイヤーが捨てた待ち牌を見逃した」場合に発生します。このルールがある理由は、自分が危険と判断して捨てた牌でアガることを禁止するためです。フリテン中でもツモアガリは可能です。

チョンボとは麻雀の反則行為のことです。主なチョンボには「誤ロン・誤ツモ(アガれない手でアガリ宣言)」「少牌・多牌(手牌の枚数が間違い)」「フリテンロン」「リーチ後の手牌変更」などがあります。チョンボをすると満貫分の点数を場に払うなどのペナルティが課されます。

リーチ棒は、リーチ宣言時に場に出す1,000点棒のことです。供託(くきょ)は場に置かれた点数の総称で、リーチ棒もこれに含まれます。積み棒(つみぼう)は連荘(同じ人が連続して親になること)のたびに場に積まれる100点棒のことです。次の和了者がこれらを受け取ります。

ハコテン(箱点)とは、持ち点が0点以下になることを指します。ハコテンになったプレイヤーはその時点でゲームが終了することが多く(ルールによる)、残りのプレイヤーで精算します。オーラスとは「最終局」のことで、半荘なら南4局、東風戦なら東4局が一般的にオーラスです。

現物とはリーチ中のプレイヤーが捨てた牌と同じ牌のことです。リーチ者にはロンされない安全牌です。スジとは、数牌の両面待ちにおいて危険になる関係にある牌の組み合わせ(例:1・4・7が同じスジ)です。スジの反対は「スジ外れ」で比較的安全とされます。壁(カベ)とは、同じ牌が4枚見えている状態で、その牌を含む待ちがないことが証明される安全の根拠です。